ユイののほほんブログ

ユイののほほんとした日々あれこれ

一流職人がこっそり教えてくれる呼び捨ての真実


呼び捨てのセール情報を特集、お気に入り通販ショップを見つけましょう



今回の件は、手の疼痛も、双極性障害も全く関係ないのですが・・・。

実は、数日前に急遽、静脈麻酔を使った手術を行うことになりました。



その時に、とても不思議な夢というか、幻覚というか、体験をしたお話です。
サイケデリックというか、前衛的というか、コンピューターの世界というか・・・。
そういう場所に、私は紛れ込んでしまいました。



−−−−−−−



麻酔なんて、歯医者さんくらいでしか経験のない私。
静脈麻酔というのが何なのか、果たして意識を失うのか、部分的なのかさえ知らないほどに。

「意識がボーッとしてる間に手術が終わるそうですよ」

と受付の人に言われて、睡眠薬を飲んだ後+歯医者さんの麻酔、みたいな感じなんだろうか?と勝手に解釈。



とは言え、日頃、いろいろな薬を飲んでいる(しかも鎮痛系や睡眠系)上に、先週は肩に3カ所、神経ブロックも打ったばかり。<
br>
そんな私でも、ちゃんと麻酔は効くのだろうか・・・。
鎮痛剤ばっかり飲んでると麻酔の効き目が悪くなるとか聞いたことがあるけど・・・。

不安ばかりが募ります。

しっかりとおくすり手帳も提出して、手とメンタルの病気についても話しました。
言い忘れて意識が戻らなかったら、とか効かなかったら、とかとにかく不安で不安で。
あとは、ぜんそく持ちではないか、お酒は良く飲む方か、と先生に質問される。お酒をよく飲むと麻酔が効きにくいのかな?



−−−−−−−



そして、手術。
何かの点滴やら指先にクリップみたいに留める酸素か何かを測定するやつやら心音モニターやら定期的に血圧を測定する器械やらをつけられる。
暴れてみたら(と言っても、バタ足みたいに足首を動かしてみるとか)心音がアップするのかなーと試してみたい衝動に駆られて(変な所だけ余裕)、でも怒られたら困るしと我慢する。

この点滴が麻酔なのかなぁ?などと考えていると、



「じゃあ、麻酔打ちますね。打ったら\xA3
隠娃阿泙任罎辰唎蠖瑤┐堂爾気ぁ\xD7



と声をかけられる。何せ、視力がとても低いので、人の顔すら見えないのです(汗)。
二の腕に注射をされて、かなり揉み込まれる、痛いけれど我慢できないほどでもなく。



そして、数えてくださ〜い、と言われてゆっくり1から口に出してカウント。
30近くカウントしても変化なし・・・大丈夫かな、麻酔効かないんじゃ・・・。

内心びくびくしつつ、56くらいまで数えた所でぶっとびました。
意識が、というより魂が。



−−−−−−−



気がつくと、というか、上手く言えないのですが、「はじめから」、私はそこに居ました。

私が居た、というのも違います。
自我のない、ただその空間だけがありました。

右の方から、緑や白を基調とした様々な明るい色の細かいタイルで作られたモザイクアートのようなものがぶわっと世界を回転して行きます。それは回転しながら世界を立体的に飲み込んで、すると今度は下の方から同じようなモザイクアートが赤や黄色や白を整
然と並べて世界に吹き上がって回転して、私の意識の断片らしきものも、それらに乗って流れていきます。

それはまるで、ドットの荒いCGのようで、パソコンのスクリーンセーバーの描く不規則で意味のない文様と似てはいるけれども根底から違う、何かの意味を持っている集合体のようでした。

それらが刻々と変化して、左の方からは白い光の球、縁はやっぱり荒いドットのように見える部分もあるのですが、それが膨らみ世界を塗り替えて、今度は上から光が同じように現れて、膨らんだり回転したり。

私、という概念は全くありませんでした。
ぐるぐると螺旋状に回り続ける世界、360度全てが認識できて、時には激しく、時には穏やかに世界が動き、またモザイクアートが現れては大きく世界を回転させて・・・。



ああ、私ははじめからずっとここにいたんだった。



さいしょもおわりもない、ずっといたんだった。



ぼんやりと、自我が生まれる感覚がありました。

ただ、自分が何者なのかは全く分からない。
体という概念も、生\xA4
㌍Ľ箸いΤ鞠阿盪驒屬箸いΤ鞠阿發△蠅泙擦鵑任靴拭\xA3

ただただ世界が変化して、回転し続けて、また変化して、ただそこに自分がある。
自分はその何かで、世界は自分自身でもあり、大きなかたまり(今考えると、魂の集合体のような?)の中のものだ。



ここ。

わたし。

すべて。

まわる。

ずっと。


そんな断片的な感覚というか、言葉の片鱗というか。



どのくらいの時間、そうしていたのか分かりません、というか、その世界の中で自分が永遠に生きているのだという「真実」が全てでした。時間の概念など全く存在しなかった。



そのうち、少し景色が変化しました。



モザイクタイルのようなものが縦にゆっくり回転して、細長い小窓のようなものが現れました。
2つずつ並んだ小窓が、下から上へゆっくり流れて行きます。

その中に、隣り合った景色に私が反応しました。

左に、輪郭のぼやけた赤色の花が見える窓。
右に、真っ白ではなく
、太陽のような光の見える窓。



私は、初めてそこで自分の意思を持ちました。



左はとても美しい。
でも、私はそっちへ行っていいのだろうか?私には何かあったはず。



突然、子供の名前だけが浮かびました。
正直、それが何かは分からなかったように思いますが。



子供の名前を何度も心の中で叫びました。右側の太陽の光の方へ行かなくてはいけない。
左の方へ行ったら多分幸せだけれど、右へ私は行かなきゃいけないのだ。



自分が、ひとつの塊だと気がつきました。



−−−−−−−



遠くで、誰かが私の苗字を呼ぶ声に反応しました。

おそらく、病院の方が声を掛けてくださったのだと思います。
数回、その苗字だけが聞こえました。

不思議と、苗字のあとの「さん」は聞こえない(呼び捨てにはされてないと思うので)のです。

それが私だとは分からなかったけれど、その苗字だけが意味のある言葉として自分の中に落ちて来ました。